阪神・矢野燿大監督が同球団の藤原崇起オーナーから来季以降の続投要請を受けたことについて前向きな姿勢を示した。

 18日の中日戦(甲子園)終了後、指揮官は報道陣の取材に応対。優勝争いも佳境を迎えるなか「(続投要請に対する)返事はシーズンが終わってからだけど」と前置きした上で「この時期にそういう風に言ってもらえるのは、3年間やってきて俺だけでできることじゃない。コーチの手助け、スタッフの見えないところでの後押し、選手たちもついてきてくれている。そういう評価をしてもらえたことはありがたいと思っている」と率直な心境を明かした。

「今は一試合一試合が大事なので、自分たちの野球をどれだけやっていけるか、タイガースファンの皆さんに一番喜んでもらうことが俺の仕事なので、全うしたい」と16年ぶりとなるリーグ制覇へ向け改めて意欲を示した矢野監督。「今は目一杯やって考えたい」とし、自身の最終的な去就については、ペナントレース終了後に明らかにする考えを重ねて強調した。