スペイン1部レアル・マドリードは今シーズンりで契約満了を迎える3選手と契約延長しない方針を固めたと、同国紙「ABC」が報じている。

 同紙によると、Rマドリードは契約が2022年6月末までとなっているウェールズ代表FWガレス・ベイル、DFマルセロ、MFイスコの3人について「レアル・マドリードは来シーズンに向けて重要な決定を下す」とし、契約更新しない方針を固め、近日中に開かれる取締役会で承認されるという。

 Rマドリードは8月末が締め切りの移籍市場で3選手を売却しようと動いていた。イスコはイタリア1部ACミラン入りが確実視され、ベイルも古巣復帰がささやかれていたが、いずれも交渉は不調で失敗。今季残留となっていた。

 そんな中、Rマドリードは来夏に向けてフランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペやドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバとビッグネームの獲得に動く予定。そこで人員整理が必要となり、まずは契約満了の3人が対象になったわけだ。

 Rマドリードは移籍金による収入は得られなくなるが、3人の年俸などで年間6000万ユーロ(約77億4000万円)の削減が見込めるという。