【ノースカロライナ州ローリー20日(日本時間21日)発】WWE・ロウが開催され、スマックダウン所属のユニバーサル王者ローマン・レインズ(36)が、WWEのエースとして圧倒的な存在感を示した。
 
 レインズはウーソズ(ジミー&ジェイ)とともにロウのオープニングに登場し、告知されていたWWE王者ビッグE、コフィ・キングストン、エグゼビアー・ウッズのニュー・デイとの6人タッグ戦に突入した。
 
 しかし、試合途中に前WWE王者ラシュリーが突如現れて試合に介入。場外のビッグEにスピアーを放ち、コフィをコーナーポストに叩きつけると、ウーソズを無差別に蹴散らした。その隙にレインズがウッズに強烈なスピアーを叩き込み、6人タッグ戦に勝利した。

 試合後もラシュリーは大暴れ。リング上でレインズ、場外でビッグEにスピアーを打ち込んでKOするとレインズ、ビッグE、ラシュリー3人のトリプルスレット戦がメインで緊急決定した。
 
 WWEらしいパワーファイター3人による豪華なトリプルスレットマッチでは、肉体と肉体が激しくぶつかり合う壮絶マッチに。終盤にレインズがビッグEにビッグエンディングを決められるも、ラシュリーがパイプイスでビッグEをめった打ちにした。

 ピンチを脱したレインズはイスを手にアピールするラシュリーに、電撃のスピアー一閃。渾身の一発が決まって3カウントを奪った。

 エースとしてWWEマットを引っ張ってきたレインズが、新旧WWE王者相手に貫禄勝ち。レインズは試合後に自身のツイッターを更新し、意味深な表情の代理人ポール・ヘイマンの前でベルトを持った写真と「オレのショー、オレのメインイベント、オレの世界」と投稿し、勝ち誇った。

 PPV「エクストリーム・ルールズ」(26日)での〝ザ・デーモン〟フィン・ベイラーとの王座戦、サウジアラビアで開催されるPPV大会「クラウン・ジュエル」(10月21日)での〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナー戦へ向けて、気勢を上げた格好だ。
 
 レインズvsベイラーの王座戦が行われるPPV「エクストリーム・ルールズ」は日本時間9月27日にWWEネットワークで配信される。