日本のテレビ業界、バラエティー番組に革命を起こした男・演出家のテリー伊藤(71)が24日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)にゲスト出演した。

NETFLIXでドラマ化された「全裸監督 村西とおる伝」の著者のノンフィクション作家・本橋信宏氏(65)が書いた「出禁の男 テリー伊藤伝」が先月、イースト・プレスから出版された。

パーソナリティーの生島ヒロシ(70)から「出禁の話はもうしたくないと言っていましたが『出禁の男』って本が出てるじゃないですか」と指摘され、テリーは「いやだったんですけどね。本橋ちゃんはね、実はボクのところにも少しいてくれて、今はもう時代の寵児(ちょうじ)ですね。40年くらい前から知り合いだったんで、ある時、『テリーさんの本書かせてよ』って言うからオレ『やだ』って言ったんですよ。渋々‥。『2年かかった』って言ってました」。

生島から「本の中に『どのようにして壁を超えるのか!?』とありましたが、これは多くの人のテーマだと思いますが」と言われると、テリーは「あまりものを深く考えないで、ストレートで実直な感じで普通に行っていいかな。あとは『人生、迷った時には笑える方に!』を自分の指針にしているんです。人生迷うと手堅くなるじゃないですか。でも俺、お笑いの演出やっているのに自分の時になって手堅いのってずるいよなと」。これには生島も「あ~、それだ!」と思わずうなった。

「テリーさんと話していると『そういう見方、そういう角度からの話があるのか』というすごい学びがあって、とっても楽しいんです」と言う生島に対し、テリーも「ボクも生島さんから学んでますよ。生島さん、すごいのは“偉くなってない”。それと自分のところのタレントさんを売り込んでいるじゃない。あれ、エラい! 軽いし…それ、一番大切です。所さんとか高田純次さん、軽いでしょ。時代は生島ヒロシですよ」とエールを送った。