劇団新派の水谷八重子(82)河合雪之丞(50)が、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏を迎える「新派特別公演スペシャル対談」が10月4日に生配信されることが決定した。

10月2日には、約1年8カ月ぶりの本公演となる「花柳章太郎追悼『十月新派特別公演』」(東京・新橋演舞場)が初日を迎える。歌舞伎や文楽など伝統芸能にも精通するキャンベル氏は対談前に同公演を観劇し、劇団新派への思いを語る予定。

八重子は「キャンベルさんは、日本文学を研究されている方ですから、我々日本人が当たり前に過ごしているよりも、日本語や歴史を深くご存じの事と思います。キャンベルさんならではの視点でいろいろなお話を伺えるのが、大変楽しみでございます」とコメント、キャンベル氏も「新派の美しい言葉は次々と舞台から降り注ぎ、もう行けないような美しい、かなしい世界に私たちを運んでいってくれます。1年以上、心を震わすような日本語をこの耳で聴いていません。10月公演で、耳も目も心もしっとり潤おすこと間違いなしです。この秋の、一番の楽しみ」と期待している。

雪之丞は「今回の対談をとても楽しみにしております。キャンベルさんは、テレビなどで拝見していますが、お話しするのは今回が初めてですので、少し緊張もいたしますが、八重子さんと3人で充実した時間にできたらうれしいです」と話している。

「新派特別公演スペシャル対談~ロバート・キャンベルさんをお迎えして~」は10月4日、午後7時から。イープラス「Streaming+」で配信、チケット2000円。