福岡・直方リバーサイドで10月30~31日に開催する野外音楽ライブ「MONOGATARI LIVE 2021」実行委員会は28日、来場者全員に抗原検査を実施することを発表した。

同音楽ライブは、昨年に初開催。ソーシャルディスタンスを保った指定席ライブを行ったが、今年は来場者や出演アーティストと関係者、運営スタッフ全員が入場前に抗原検査を実施し、陰性者だけが入場できることを事前に告知していた。

ライブ当日、来場者は検査ブースで抗原検査を実施。来場者追跡用の公式LINEアカウントの登録などを徹底した上で、陰性の場合は入場でき、万が一陽性の場合は、再検査エリアに移動し、医療従事者立ち会いのもと再検査などを行うという。円滑な検査に向けては、事前告知や検査の事前予約を実施するほか、看護師も20人を配置し、来場者の検査をサポートするという。

同実行委員会によると、ライブ実施時も、ソーシャルディスタンスを保った上で、来場者は着席での鑑賞に限り、マスクの着用や声を出しての声援の禁止など、感染対策は徹底して行うという。アルコール飲料の販売は行わず、両日とも最大4200人の動員で、会場の50%以下になるという。医療用キットを持ち入れ、入場前に抗原検査を実施するライブは、国内でも例は多くなく、コロナ禍でのフェス形式のライブの新たなモデルにもなるかもしれない。

同ライブには、氣志團やまるりとりゅうが、May J.、Novelbright、松崎しげるらが各日に出演予定。