なかなか流れをつかめない。巨人の原辰徳監督(63)が0―5で敗れた29日の中日戦(バンテリン)後、完封された打線に苦言を呈した。

 再三のチャンスを棒に振った。相手先発・松葉を前に4回まで毎回走者を出しながらも攻略には至らず。左腕が降板した6回以降も8回まで毎回走者を出したが、打線がつながることはなかった。

 計7安打を放ちながらも散発に終わった巨人打線。同じく7安打5得点の中日とは対照的な結果となった。これには指揮官も「バッターはやっぱり0点じゃいかん。今のことろ、全員がなんとなく本来の力を出し切ってないっていうことでしょうね」と落胆。

 元木ヘッドコーチも「いつも言っているように、やっぱり負けている試合はここ1本で、(小林)誠司のも安打になってれば先取点取ってるわけだから。流れが悪い時はそういう感じになっちゃうわな」と頭を悩ませる。解決の糸口を見つけることはできるのか。