自民党の石破茂元幹事長(64)が1日に地元・鳥取県庁の県政記者室で会見を開くことが分かった。

 その中身は、石破氏が再起を賭けて小泉進次郎環境相(40)と〝小石河連合〟として応援した河野太郎行革担当相(58)が敗れた総裁選の総括、岸田文雄新総裁(64)のもとで行う任期満了に伴う衆院選の対応についてだ。

 永田町では石破氏が開く緊急会見について「衆院選に出馬しないのでは?」「派閥を解散するのでは?」など、様ざまな臆測が飛びかっている。

 石破氏の総裁選をめぐっては、河野氏を総理総裁にすることで、自身と石破派の復権につなげるシナリオを描いたが、岸田氏の勝利でものの見事に崩れ落ちた。

 昨年の総裁選で惨敗した以降の石破氏は、派閥メンバーの退会が相次ぐ不幸に見舞われ、苦しい立場に追い込まれていたという。

「今回の総裁選で石破氏は、告示直前まで出るか出ないか悩んだ結果、出馬を断念しています。地元では『再び立候補しても勝てる見込みがない』と厳しい視線が注がれていました」(自民党関係者)

 石破氏は会見で出処進退について触れるのか。