桐谷健太(41)高橋克典(56)が出演する舞台「酔いどれ天使」が1日、大阪・新歌舞伎座で開幕した。

おりしも緊急事態宣言が明けたこの日、桐谷は地元で大阪公演の初日を迎え、コメントに感慨深い思いを込めた。

「生まれた町、大阪で初日を迎えられること、そして、まさに本日、緊急事態宣言が明けたことに心から感謝します。もちろん今なお予断は許さないですが、戦後の闇市で今を必死に生きる人たちの姿は、きっと観る人を元気にするパワーがあると信じています。全員のエネルギーと光をぜひ劇場でギンギンに感じてください」

すでに東京・明治座などでの公演を終え、桐谷にとっては、故郷への凱旋(がいせん)となった。

同舞台は、黒沢明監督と三船敏郎さんが初タッグを組んだ48年4月公開の同名映画が原作。桐谷は、映画で三船さんが演じた肺病に侵されたやくざにふんし、高橋が酒好きながら腕のいい医師を演じている。闇市を舞台に、人々の壮絶な生き様を描く。

新歌舞伎座公演は11日まで。