ファンキー加藤(42)モン吉(42)の2人で活動再開した「FUNKY MONKEY BΛBY’S」が1日、日本武道館で、再始動後初のライブを行った。同所では約10年ぶりの公演で、ライブは13年6月に行った東京ドームでの解散ライブ以来、8年4カ月ぶりとなった。

「いくぞ東京ー!」「待たせたな!」と叫びながら、オープニングナンバー「アワービート」でぶち上げた。ファンキー加藤が「みんなの今の気持ちを拍手で教えてくれよ!」と叫ぶと、20秒以上の拍手が。たまらず「ただいまー!『FUNKY MONKEY BΛBY’S』です!」と拳を突き上げ、再始動を報告した。

ライブ当日は、台風の影響で悪天候となった。「ようこそ! この土砂降りの嵐の武道館へ。『FUNKY MONKEY BΛBY’S』の新たな船出が、嵐の真っただ中。いいじゃないですかみなさん。上等じゃないの!」と強気。

モン吉は「台風の予報を見ていると、みんなが出るころには多分やんでいる。そんな気がする(笑い)」とファンを気遣った。そして「コロナとかでいろんなことがあると思うけど、いつまで続くかわからないけど、ここのところのやつは今日のライブで、台風と一緒に飛ばしてもらえればと思います」と、照れながら呼び掛けた。

ライブでは、いつものファンモンらしく左右に何往復もし、ファンに感謝の思いを伝えた。「あとひとつ」「ちっぽけな勇気」など全22曲を披露。新たな一歩を踏み出し、ファンキー加藤は「これからどういう形で進めていこうか。再始動したならば、日本の音楽業界に突き進んでいくファンモンでありたい。ぶっちゃけまた、ヒット曲の1発や2発をぶちかましたいと思っている」と意気込み、「みんながここにいたことを誇れる活動をしていきたい。しかも今回は、解散はないです。どうぞみなさん、末永くよろしくお願いします」と、叫んだ。

ファンモンは今年3月11日、DJケミカルを含む3人でTBS系「音楽の日」に出演し一夜限りの再結成。放送後、2人での活動再開を発表していた。

アンコールでは、再始動後初となるホールツアーを来年2月から開催すると発表した。