日本代表MF柴崎岳(29=レガネス)が、カタールW杯アジア最終予選で最大のヤマ場となるサウジアラビア戦(7日、ジッダ)を前に相手の〝穴〟をズバリ指摘した。

 サウジアラビアは今回の最終予選で攻守に盤石な戦いを見せて2連勝。かなり手ごわい敵になりそうだが、6日にオンラインで取材に応じた柴崎は冷静に相手を分析した。
 まずは「守備に関してはルーズな部分もいくつか見受けられる」と守備面でもろさがあると指摘。実際、初戦では格下のベトナム相手に失点を喫しており決して盤石ではない。弱点を洗いだして効果的に攻める構えだ。

 また「意識の部分で、そこまで集中力を最大限に保っている印象はないので隙は十分にあると思う。アウェーの地なので先制点も大きなキーポイントになると思う」と相手のメンタル面での問題も把握。試合展開の中でしっかり見極めて隙を突いていくことが重要になりそうだ。

 攻撃の司令塔となる柴崎の洞察力が大一番の勝敗を左右することになりそうだ。