巨人・原辰徳監督(63)が9日の広島戦(マツダ)の試合前練習で久しぶりにノッカー役を務めた。

 普段はノックバットを打撃指導などに使い、めったにボールを打つことはない指揮官だが、この日は違った。打撃ケージ横の三塁側に立つと、遊撃で守備練習を行っていた主将の坂本や三塁の増田大と八百板に次々とゴロの打球を打ち込んだ。チームは4連敗中。ナインに奮起を促すためのノックだったのか、体を動かしたかったのかは定かでないが、選手たちは帽子を取って「ありがとうございました!」と頭を下げていた。