ヒザの手術のために休養を発表した〝女子プロ界最強のレジェンド〟ことアジャコング(51)が早期復帰を誓った。

 アジャは今年9月でデビュー35周年を迎え、記念興行を行うことを計画していた。だが、新型コロナウイルス禍の影響もあり、来年に持ち越すことを自身のユーチューブチャンネルで発表。それを見据える意味で古傷の右ヒザの緊急手術も発表した。

 同個所は2年前にも手術したが、痛みが徐々に再発。日常生活にも支障が出始めるほどになり、今回は人工関節を入れる手術に踏み切る。術後は3週間の入院とリハビリ生活を送るため復帰時期は未定だという。

 そんな中、9日の東京女子プロレスの大田区大会に参戦。宮本もかと組んで渡辺未詩、アイドルグループ「SKE48」の荒井優希組と対戦し、若手に洗礼を浴びせる形で貫禄勝ちした。レジェンドとの試合は、荒井ら若手に刺激を与えたが、アジャにとっても大いに実りのあるものとなった。

 特に自身をジャイアントスイングで回そうと果敢にチェレンジした渡辺には「もう少しだったよね。もっとパワーアップして、次やることがあったら回される気がした。でも、私もただ休むだけじゃない。より一層パワーアップして帰ってくる。パワーアップ対決をしたい」と再戦を熱望した。

 荒井については負けん気の強さを評価し「それがどう変化するか。渡辺選手がどんだけパワーアップするか、もかちゃんはどんだけ欲深いレスラーになるか楽しみ。また帰ってくる理由が増えた」と目を輝かせた。若手から早期復帰の刺激を得たようだ。