ノアの丸藤正道(42)が、日本女子プロレス史上初の還暦現役レスラーの〝極悪女王〟ダンプ松本(60)の「41周年還暦大会」(11日、後楽園ホール)に出場した。

 ノア提供試合のタッグ戦で、モハメドヨネとのコンビで小峠篤司、長井満也組と激突し、CM共演などで親交のあるダンプの記念大会のリングで躍動した。長井にはビッグブーツ、強烈な逆水平チョップを連発。小峠のチョークに苦悶の表情を見せる場面はあったが、ドロップキックや蹴りのコンビネーションで撃退した。

 最後は小峠を不知火で葬り、前日のノア大阪大会で中嶋勝彦に敗れてGHCヘビー級王座から陥落したうっ憤を晴らすかのような戦いぶりを見せた。

 メモリアルに花を添えた試合後は「CMではダンプさんのダンナ役でずっと共演させてもらっている。コロナ禍で大変な中での41周年興行だったと思うけど、あのキャリア、年齢でリングに立ち続けるのは素晴らしい。これからもダンプさんとずっと一緒に連れ添っていきたいと思います」と〝変わらぬ愛〟を誓っていた。