スペイン1部レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザール(30)が古巣に電撃移籍する可能性があるとスペインメディア「エル・ナオシオナル」が伝えている。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシーで大活躍し、世界トップ選手となったアザールは、2019年に移籍金1億1500万ユーロ(約149億5000万円)でRマドリードへ移籍。しかし、これまで相次ぐ負傷などにより高額な移籍金に見合うパフォーマンスを示せていない。

 同紙によると「チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチはアザールが再び青(チェルシーのチームカラー)のユニホームを着た場合、もう一度、世界最高の選手の1人になると確信している」とし「現在は(Rマドリード会長の)フロレンティーノ・ペレスと非公式の交渉が開始されているとの憶測が飛び交っている」という。

 ただ、チェルシー側はアザールを高く評価している一方、負傷の多さや30歳になった年齢面から高額の移籍金を支払うつもりはないという。同紙は「さまざまな報告によると、チェルシーは4000万ユーロ(約52億円)を超えて交渉する気はない」と、放出時の約3分の1となる移籍金しか準備できないと報じている。

 その一方、Rマドリードは新たな右サイドバックを探しており、市場価値4500万ユーロ(約58億5000万円)と評価されるチェルシーのDFリース・ジェームス(21)がアザールの移籍に絡む可能性があると指摘しており、今後の動向が注目されそうだ。