軽度の認知症を公表している漫画家でタレントの蛭子能収(73)が12日、ツイッターを更新。番組で久しぶりに再会した有吉弘行(47)への感謝を述べた動画を公開した。

蛭子は、7秒ほどの短い動画で「有吉さん、番組に呼んでくれてありがとう」と感謝し、「すごく嬉しかったです」とツイートした。

蛭子は11日に放送されたテレビ朝日系「有吉クイズ」にVTR出演し、有吉と再会を果たした。有吉が「ご無沙汰です。わかります? お元気じゃないんでしたっけ?」と切り出すと、「わかります。元気です」と笑顔を見せた。最近の楽しみを尋ねられると、「麻雀もパチンコも全然やってない。自然の花とか見ているのが楽しい」と答え、有吉から「ずいぶん、真人間になりましたね。あんな不良だったおじさんが」とツッコまれた。

食欲はあるといい、性欲については「それはまったくないんですよ。どうやったら生まれるんだろうね」としながらも「好きは好き」とニッコリ。「仕事したいです。どんな仕事でもいいからやりたい」と意欲を示したが、かつてバラエティー番組で入っていた熱湯風呂については「もうやめて…」と苦笑した。

また、有吉の私生活での変化について話題を振られると、「結婚したんだ。おめでとございます」と祝福。有吉と元フリーアナウンサーの夏目三久さん夫妻を描いたイラスト色紙をプレゼントすると、有吉は「下手!下書きも消さずに」とツッコミながらも、「うわー、うれしい!ありがとう。最高!」と感激し、「遺作かな」と毒づいた。

VTR放送後、有吉は久しぶりに再会した蛭子について、「ところどころ、『あれ、何だっけな?』って考える時間が長い瞬間はあるんだけど、話していて冗談もすごくわかるし、蛭子さんのダメなところも変わってないし、素敵なところも全然変わってないし、いつもの蛭子さんで、本当にすごくうれしかった」と振り返り、「心の中ではうれしくて泣いてました」と述べていた。