フィギュアスケートの五輪2連覇・羽生結弦(26=ANA)が北京五輪シーズンの本格スタートを前にクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)への思いを明かした。

 グランプリ(GP)シリーズは第1戦スケートアメリカ(22~24日)で幕を開けるが、それに先立って同シリーズ中継局のテレビ朝日を通して羽生は「できること、一つずつ」という言葉を挙げ、以下の意気込みを発表した。

〈羽生のコメント〉
 自分の中ですごく大切にしている言葉の一つで、自分が今までに出会ってきた言葉の中でも、すごく大切にしている言葉です。

 今まで「進化」とか「挑戦」とか言ってきましたが、毎日できることは違うし、苦しんだり、楽しかったり、幸せを感じたり、悲しみを感じたり、いろんな感情がありますが、できることを一つずつ丁寧に積み重ねていきたいと思っています。

 自分の一番の目標は4回転半を成功させたいということなので、そこに向かって今、全神経と全気力を使ってる感じです。

 なお、羽生は第4戦NHK杯(11月12日開幕、東京)、第6戦のロシア杯(同26日開幕、ソチ)に出場する。