女装家ミッツ・マングローブ(46)がNHK紅白歌合戦に物申した。

 有料放送「スカパー!」は来月、昭和から平成にかけ視聴者をアツくさせた民放番組(約180タイトル)を一挙放送する。そのナビゲート特番「#なつエモ」(30、31日に無料放送・配信)で司会を務めるミッツは、20日の取材会で「まぁ、にしても今やっぱり(テレビが)つまんないわよね」とポツリ。

 この前日、ミッツは20代半ばの男子たちと飲み、世代ギャップを感じたという。「まず、美輪明宏さんのことが男だって知らなかったのね。紅白歌合戦が、赤が女で白が男ってのも知らなかった」

 司会共演した〝時事芸人〟プチ鹿島(51)は「男対女って発想、今の若い子だと〝エッ!?〟ってなるんじゃ…」と指摘。かたやミッツは「昔は赤白赤白、先攻後攻で分かれて順番にちゃんとやってたんですけど、今は『赤(組)が3曲続きます』。ああいうことしたから…」と、若者の紅白離れを分析した。

 かつて恒例だった小林幸子と美川憲一の衣装対決にも話は及び、「紅白の衣装がウン億円とか言ってたじゃないですか。アタシには億かかってるようには見えなかった」という。以前、美川に「なんか吹っ掛けられたんじゃない?」と尋ねたら「宝石代とか全部込みで億」だったと教えてもらったそう。

「バカですよね、毎年何億円も紅白の1ステージのために。あれ自費ですからね。(中略)そういうことを本気でやり合ってたって、尊いですよね、今考えるとね」とミッツは昔を懐かしんだ。

 その紅白衣装の値段は「東スポさんとかの情報でね、それを鵜呑みにしてた」とミッツが明かすと、鹿島は「小林幸子さんの(衣装の)電飾が点かなかったとき、意地悪く1面でやってましたよね」とチクリ。「『幸子、点かず』みたいなね」とミッツも覚えていた。