有終の美を飾った。DeNA・中井大介内野手(31)が20日、古巣・巨人戦(横浜)で現役最後の打席に立ち、右前安打を放った。

 今月5日に戦力外通告を受け、今季限りでの引退を決断。この日の引退試合でベンチ入りし、1点を追う7回先頭で代打として元同僚の畠から右前へ痛烈な打球を運んだ。代走が送られ、ベンチに戻ると場内からは割れんばかりの拍手が沸き起こり、中井は感無量の表情とともに号泣。巨人、DeNAと渡り歩いた通算14年のプロ人生に終止符を打った。

 試合前には、かつてのチームメートだった巨人・坂本、菅野から花束を贈呈された。