AKB48の柏木由紀(30)が22日、自身のユーチューブの公式アーティストチャンネルを更新。音楽事務所WACKに所属するグループ・BiSHメンバーのセントチヒロ・チッチ、AKB・大家志津香との3者対談前編をアップした。

 柏木はWACK代表の渡辺淳之介氏プロデュースで、ソロプロジェクトを進行中。BiSH、EMPiRE、BiS、豆柴の大群、GO TO THE BEDS、PARADISES、ASPのWACK所属7グループとのコラボシングルを11月30日に7作同時リリースする予定だ。

 この日の動画では、10月某日、WACKの会議室で柏木由紀、セントチヒロ・チッチ、大家と対談した模様をアップ。柏木自身が「不思議な3人」と語ったが、大家とセントチヒロ・チッチは行きつけの居酒屋が同じで面識があることが分かった。

 話題は「AKB48とWACKでの柏木の違い」について。柏木が「(WACKでは)めちゃペコペコしてる」と話すと、そんな姿に大家も「自分が一番新人くらいの気持ち」と柏木を代弁。一方、チッチはWACK側としては「大先輩が急に入ってきたみたいな感覚で、どういけばいいかまだ探ってる」と話した。

 BiSHら数組とすでにMV撮影を終えた柏木は「作品だけで言ったらBiSHの皆さんに一番溶け込めてる気がする。一員になるように振り付けてくれてたから」と感謝した。

 これにチッチは「今回のコラボレーションってWACKにとってもBiSHにとっても柏木さんにとっても、かなり大きな歴史の中で大きな事件だと思うんですよね」と告白。「ただコラボするぞ!じゃなくて、ここに覚悟を決めて来てくれた由紀さんが何かを持って帰ってほしいし、何か変わる手助けがしたかった。BiSHは真正面から人間らしくぶつかっていく人たちなので、それが伝わってたのかもしれないなって思ってうれしかった」と続けた。

 AKB48ではシングルのジャケット撮影でも決められたポーズ、構図を指示されるが、WACK所属のBiSHらはメンバーがやりたいようなポーズをするという。

 両グループの違いについて、柏木は驚きつつも「自分でちゃんと成長できる場だなと思いました」と分析。チッチから「どういう自分を出していきたいですか?」と聞かれると、柏木は笑いながらも「魂こめてるみたいな」と柄にもない決意表明。さらに「心の叫びとか、魂みたいなものを込めたい」と力を込めた。

「(WACKでは)きれいごとじゃ通用しない」とこれまでの殻を破ろうとしている様子だった。