映画「CUBE 一度入ったら、最後」の初日舞台あいさつが22日、都内で行われ、主演菅田将暉(28)のほか、杏(35)、岡田将生(32)、田代輝(13)、斎藤工(40)、清水康彦監督(40)が登壇した。

密室サスペンスの先がけとして97年に公開され、世界中でカルト的な人気を集めた作品のリメーク。この日は、本家のヴィンチェンゾ・ナタリ監督が米国から生中継でスクリーンに登場するサプライズがあり、菅田は「お会いできてうれしい」。ナタリ監督も「キャストが本当に素晴らしい」「日本でのリメークにわくわくした。日本の文化を踏襲していて、素晴らしい作品」と絶賛した。

菅田が「日本で映画を撮ってくれますか」とリクエストすると、ナタリ監督は「実は日本で撮影することが僕のいちばん大きな夢。引退したら日本で余生を過ごしたいほど日本が好き」。菅田が「お待ちしてます」と呼び掛けると、「そんなこと言われたら今飛行機に乗りたくなる」と笑顔で応じ、すっかり意気投合した様子をみせた。

杏は、撮影前にナタリ監督から「母として、女性として、映画に参加することに意義を感じる」とメッセージをもらったという。また、「私の子どもたちがキューブの中にいる絵を書いて送ってくださった」とし、英語で感謝を述べた。ナタリ監督も「本当にお子さんかわいくて」とメロメロの表情で、杏は「幸せです」と話した。