宮藤官九郎:「長瀬君でしかできなかった役」 「俺の家の話」振り返る 東京ドラマアウォード表彰式

「東京ドラマアウォード2021」の授賞式に登壇した宮藤官九郎さん
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「東京ドラマアウォード2021」の授賞式に登壇した宮藤官九郎さん

 脚本家の宮藤官九郎さんが10月27日、東京都内で開かれた「東京ドラマアウォード2021」の授賞式に登壇。自身が脚本を手がけた今年1月期放送の「俺の家の話」(TBS系)が今年の作品賞「連続ドラマ部門」のグランプリに選ばれたことについて、「長瀬(智也)さん、西田(敏行)さん……キャストの皆さん全てが良かった」と感謝。「(主人公の)寿一という役は長瀬君でしかできなかった役」と振り返った。

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 「俺の家の話」は、ピークを過ぎたプロレスラー・観山寿一が、能楽の人間国宝である父・寿三郎(西田さん)の介護のために現役を引退し、名家の大黒柱として、次々と一家に降りかかる困難に立ち向かっていく姿を描いた。

 宮藤さんは「(現実問題としてある)親の介護とか相続をコメディーでやりたかった」と作品構想を明かし、「寿一という役は長瀬君でしかできなかった役。そこから話を膨らませていった」と話していた。

 「東京ドラマアウォード」は、「世界に見せたい日本のドラマ」をコンセプトに、「作品の質」「市場性」「商業性」にスポットを当て、優れたテレビドラマを表彰する賞で、今年で14回目。2020年7月~2021年6月に放送されたドラマが対象。主演男優賞に2020年前期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の窪田正孝さん、主演女優賞に今年1月期放送の「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)の綾瀬はるかさん、助演男優賞に「俺の家の話」の西田敏行さん、助演女優賞に「俺の家の話」の江口のりこさんが選ばれた。

 「俺の家の話」は、作品賞「連続ドラマ部門」のグランプリ、助演男優賞、助演女優賞の3冠を達成した。 

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