タレントの清水ミチコ(61)が2日、都内で第13回伊丹十三賞贈呈式に出席した。

 伊丹十三賞とはさまざまな分野で才能を発揮し、時代を切り開く役割を果たした故・伊丹十三氏の遺業を記念して創設。清水は「コロナの時代にユーチューブを使って活動の幅を広げ、新しい笑いと驚きをつくりだした」ことを評価され今回の受賞となった。

 受賞について清水は「友達の女優さんに〇〇女優大賞を取ったという電話があって。自分の母校に作品を寄贈できるので、こちらに30万円振り込んでくださいと言われたんです。そういう詐欺があると聞いてて、私も(受賞の)電話をいただいて間違いなく詐欺だと思った」と振り返った。

 詐欺と疑った清水は不愛想に「この電話番号は誰に聞いたんですか」と問いただしたところ「(選考委員の)南伸坊さんです」と回答され、ようやく詐欺ではないことが判明。「そういう失礼な経緯がありました(笑い)」と謝罪し、笑いを誘った。

 改めて受賞の感想について「評価されにくい芸風なので、辛辣な所もあるし。こういうものとは無縁だと思ってたぶん、背中を押されたような気がしてこれからもやって行こうと思いました」と決意を新たにしていた。

 賞金の現金100万円について「ずっしりきてビックリしました。ユーチューブを出すのに新しいカメラがちょうど欲しいと思ってたので、そっちに行くと思います」と新しいカメラを購入する予定だという。