神田川俊郎さんお別れの会に片山さつき議員ら 浅野ゆう子から「これからも応援」と激励
4月に新型コロナウイルスによる肺炎で死去した料理人の神田川俊郎さん(本名・大竹俊郎さん、享年81)の「お別れの会」が3日、大阪市内のホテルで行われ、山東昭子参院議員、片山さつき参院議員、料理評論家・服部幸應氏ら約430人が来場した。コロナ対策もあり、出席者には「神田川」監修の幕の内弁当が振る舞われた。祭壇には、神田川さんが腕を組んでほほ笑む遺影が飾られた。
生前の父から打診された女将(おかみ)さんになるべく修行中という娘の大竹可江さん(49)が取材に対応。「家での父は本当に心配性で、私の携帯(電話)に1日2回も3回も『大丈夫か。きょうは何もないか』と連絡が毎日ありました。特におなかの心配をしていて『おなかすいてないか?何か送ってあげるで』って。人のことばかり考える思いやりのある父親でした」としのんだ。
神田川さんの死去後は、親交が深かった女優・浅野ゆう子、俳優・竹内力、間垣親方(元横綱白鵬)らから「これからも応援する」と励まされたという。「毎日お店に出ている」という可江さんは、「父親のお客さんは素晴らしい方ばかり」と実感する日々という。
今後については「父が汗水たらして作り上げてきた『神田川』の名前をなくさないよう、弟(希さん)と一生懸命、頑張りたいと思います」と決意表明した。