谷口賢志(43)が3日、都内で開催中の東京国際映画祭の特集企画「仮面ライダー50th 仮面ライダーアニバーサリー in TIFF」の一環として行われた「仮面ライダーアマゾンズ」トークイベントにサプライズで“乱入”した。

谷口は劇中で、食人本能を持つ人工細胞のアマゾン細胞が成長したアマゾンを倒すため、自らアマゾン細胞を移植して、仮面ライダーアマゾンアルファになった鷹山仁を演じた。この日はアマゾンをせん滅する、駆除班の志藤真役の俊藤光利(47)福田耕太役の田邊和也(36)高井望役の宮原華音(25)三崎一也役の高木勝也(34)が登壇してのトークショーで、4人が撮影当時の裏話を語っていた。

その中、イベント開始から40分が過ぎようとしていたタイミングで「おい…お前ら、相変わらず話がつまんねーな!!」と大声で言い放ちながら谷口が登壇した。4人が驚く中「いやいやいや…スタッフが心配して電話がかかってきた。でも、ひどいんだよ。サプライズって言われたからみんなと控室、違うかと思ったら、ないのよ、俺。外の公園に1人でいたもんね」と苦笑い。さらに「『お客さまにも会ったらダメだから近寄らないでないで下さい』って言われ、少し離れた公園にいた…こんな仮面ライダーっている?」と言い、笑った。

谷口は、作品について「駆除犯が主役の、面白い仮面ライダー。本来は変身する側が問題に立ち向かって解決するのが、普通のヒーローもの。『アマゾンズ』は仮面ライダーが弱い者を食べて何が悪いんだ、仮面ライダーが必要ですか? という問題提起をしていく。応えてくれるのが駆除犯」と語った。

駆除犯の一員を演じた高木は現在、仮面ライダーではなく、日本を代表するもう1つの特撮ヒーロー作品「ウルトラマン」の新作としてテレビ東京系で放送中の「ウルトラマントリガー」に、タツミセイヤ隊長役レギュラー出演している。イベントの最後に「許可を取ったので大丈夫だということで。『ウルトラマントリガー』に…」と告知を始めると、谷口は「ふざけんなよ!! 達也は裏切りました…ウルトラマンって言いました」と突っ込み、客席の笑いを取った。

その上で、谷口は最後のあいさつを始め「いつまでもアマゾンズだ、仁だと言い続けるのは恥ずかしい、『格好悪いとは思うんですけど、応援してくれる皆さんを目の前にすると、存在価値があると、うれしくなる自分がいる」と語り、ファンに感謝した。