新日本プロレス6日大阪大会で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権は挑戦者のエル・デスペラードがロビー・イーグルスを破り、第91代王者に返り咲いた。

 今年7月の東京ドーム大会でベルトを奪われたイーグルスには、金丸義信とともに保持していたIWGPジュニアタッグ王座も10月後楽園大会で奪われている。雪辱に燃えるデスペラードは、この日も王者に左膝を徹底的に攻められ苦戦を強いられた。

 それでもロン・ミラー・スペシャル(裏足4の字固め)を防ぐと、丸め技の連発もしのいでカウンターのロコ・モノ(ナックルパート)を発射。さらにギター・ラ・デ・ムエルタを決めて攻勢に出る。

 なおも膝裏を攻められロン・ミラースペシャルを狙われたが、これを丸め込んだデスペラードはヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)で捕獲。ロープエスケープを許さずにギブアップを奪ってベルト奪回に成功した。

 リーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(13日、後楽園で開幕)を前に王座返り咲きに成功。デスペラードは「チャンピオンなんで、全ての公式戦でメインイベントを所望いたします。シングルのチャンピオンがシングルのリーグ戦に出てくる。アナウンスしてなくたって、こっちは全試合タイトルマッチのつもりでやるぜ。公式戦で〝抜けた試合〟するつもりのヤツが一人でもいてみろ。叩き殺してやる」と要求した。

「スーパージュニアは〝対ヘビー〟を俺は意識してるから。このあいだ(高橋)ヒロムが『ヘビーとジュニアの差がなんだらかんだら』って言ってスペシャルなシングルマッチをやったな? それでお説教を受けてたな? アイツはそれでスッキリしたかもしれんが、俺はまだくすぶってるから」と豪語したジュニア王者。ジュニアの祭典で「G1クライマックス」を超える戦いを見せつけるつもりだ。