日本代表MF柴崎岳(29=レガネス)が、10月のカタールW杯アジア最終予選サウジアラビア戦で大きな批判を浴びた〝自爆パス〟について振り返った。

 柴崎はサウジアラビア戦でバックパスをミスして相手にとって格好のパスとなってしまい、決勝点を献上する形になり、戦犯として非難が集中した。

 8日にオンラインで取材に応じた柴崎はその試合を振り返り「常にベストを尽くしている中で、いいことも悪いこともある。勝負の世界は常にそういうことがある。自分としてはしっかり消化して、しっかり受け入れて常に進んでいる。そこに関してはいろんな意見があると思うけど、自分の中でしっかり消化して11月に臨んでいる」とショックを引きずることなく、今回の最終予選での巻き返しを誓った。

 大きな話題を呼んだミスとなったが、森保一監督の存在も支えになった。「森保さんは優しい人なので、いろいろ気を使って話をしてくれた。いろんなことを話して、すべては日本代表のためにどう進んでいくかということにつながる。非常にポジティブな会話だったし、自分の方向性を確認しながら、個人のところは言ってもらえたし、僕が考えていることも言えて非常に有意義な時間だった」と指揮官との緊密な対話によって、気持ちの整理ができたという。

 森保監督との強固な師弟関係で、柴崎は復活を果たせるのか。