巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)が9日に、10日から行われるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ・ヤクルト戦(神宮)での投手起用について語った。

 前半3戦の布陣は固まった。宮本コーチは「とにかくこの3戦、まず全員で行くといったところでしょうね。それ以降の先発は全く本当に決まってないです。(ローテは想像通り?)まあそうじゃないですかね」と、初戦の山口、2戦目のエース菅野、3戦目のメルセデスの先発登板を明らかにした。

 ファーストステージ初戦で7回2安打無失点と好投した菅野は中4日での登板となる。登板間隔は詰まるが「本人も行く気ですからね。とにかく彼も前向きな考えを我々に言ってくれたので。こちらとしても望んでいることなんでね。すんなりそこは行けると思いますね」と、再びの快投を期待した。

 また、2戦目で第2先発として好救援を見せた戸郷は再びブルペン待機となる見込み。「戸郷なんかは去年の日本シリーズでの活躍もあった。そういったところで戸郷の荒れ球が通用している、みたいなね。最終的にはボールの強さを持っているのでね」と、若き右腕のイキの良さに期待した。

 連勝の勢いそのままに序盤から勝利を重ねたい巨人。宮本コーチが「強いリリーフ陣を持っているという私の中で自負がある」と胸を張るG投手陣が一丸となって、燕打線封印へ挑む。