イタリア1部ナポリに所属するベルギー代表MFドリース・メルテンス(34)が代表の同僚でスペイン1部レアル・マドリードで出場機会に恵まれていないFWエデン・アザール(30)に不満を表明したと、スペイン紙「アス」が伝えた。

 アザールは今季も負傷などで出番が激減している中、ポジションを争うブラジル代表FWビニシウスがブレークし、窮地に追い込まれている。すでに来年1月の移籍が報じられている。そんな中、同紙によると、チームメートのメルテンスは「(アザールの扱いは)公平ではない。私はカルロに電話しなければならない」と発言し、ナポリで指導を受け、現Rマドリードの指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティ氏に抗議するという。

 すぐに「冗談だよ」と話した上で「エデンは物事は良くなるという信じられないほどの考え方を持っている。彼の代わりによくプレーしている男の子(ビニシウス)がいてレアル・マドリードが試合に勝っているのは残念だ。それでも時間がたてばエデンが再びプレーすると確信している」と、盟友アザールの復権を確信していた。

 アザールは2019年にイングランド・プレミアリーグのチェルシーから移籍金1億2000万ユーロ(約156億円)でRマドリードに加入した。ただ、ここまで期待されたような活躍はできていない中、メルテンスはアザールがクラブで受けている扱いに不満があるようだが、果たして名門クラブで這い上がれるだろうか。