ボートレース大村の「ルーキーシリーズ第20戦」は13日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、地元期待の村上遼(29=長崎)がイン逃げ快勝。今年4回目、通算9回目の優勝を飾った。

 スタート展示は「吉田裕平(24=愛知)の雰囲気が良かった」と不安もあった。だが本番は「自分を信じて、しっかり行けた」とコンマ12のトップスタートから高速ターンで1M先マイ。まくり差しを狙った仲谷颯仁(27=福岡)、加藤翔馬(24=兵庫)をバックで置き去りにする完勝劇に「少なからずプレッシャーはあったけど、気負わずに行けましたね」と笑顔がはじけた。

 これで今年4度目の優勝。「通過点だと思っているし、今年は残り4節ある。5、6回目の優勝、そして(来年3月、当地で開催されるSG)クラシック出場は意識していますよ。徳山の(PGI)ヤングダービーとか、大村の(GⅡ)誕生祭で勝てなかったりと悔しい思いもした。でも、元には戻らない。これからの1走1走、1節1節をしっかり勝っていきたい」と力強く話した。

 この優勝で勢いは加速しそうで、今後の活躍に注目だ。