14年に亡くなったジョニー大倉さん(享年62)の孫の恵太(18)が14日、東京・銀座タクトで開かれた追悼ライブ「ジョニー・フォーエバー2021」にKEITAとして出演した。娘の美香さんの長男。ジョニーさんのキャロル時代のヒット曲「二人だけ」を熱唱して、初お披露目を果たした。

この日は、ジョニーの息子のケニー大倉(49)と大倉弘也(42)、姉の息子のギタリスト誠次(49)も出演。ケニーは「今宵はパラダイス」、弘也は「ディス・ボーイ」を歌い「僕たちジョニーの息子の兄弟ユニットJ-Bloodに新世代が誕生しました。僕たちおじさんです」とKEITAを紹介した。

ジョニーさんは14年11月19日に亡くなり、昨年は七回忌だったがコロナ禍で追悼コンサートが行われず、2年ぶりの開催。ジョニー夫人のマリーさんは「ジョニーが亡くなって7年がたちました。今月6日に家族でジョニーの納骨を終えることができました。私の元に7年間、一緒にいてくれたことに感謝します。今は両親と一緒に眠っています。悲しいけど、ちょっとホッとしています」と涙ぐみながらあいさつした。

ステージは3部構成で、弘也が8曲、ケニーが9曲熱唱。ケニーは「弘也とは歌いたい曲が被らないから、兄弟げんかにはならない。今日はジョニーが降りてきているはずだから、僕が歌詞を間違えたら、それはジョニーのいたずら」と話した。途中、歌う曲順を間違えて「ほらね、ジョニーがいたずらしてる」と笑った。

そして、ステージ上に呼び込まれたKEITAは「ジョニーに小学生の時にギターを教わりました。身近に偉大なアーティストがいるのはすごいこと」と言って、ギターを弾きながら「二人だけ」を熱唱した。ケニーは「才能は隔世遺伝するのかな」と苦笑い。弘也は「これから楽しいことも悲しいこともあると思うので、おじさんに相談してくれ。KEITAの世代にもジョニーの歌を伝えてくれ」と話した。

第3部ではキャロルのリードギタリストの内海利勝(68)がスペシャルゲストとして参加。「ファンキー・モンキー・ベイビー」の有名なイントロを奏でると、観客も一気にヒートアップして、アンコール含めて9曲を披露した。

計27曲のステージにケニーは「大倉一門勢ぞろいでしたね。コロナ禍で2年ぶりでしたがジョニーも喜んでくれていると思います」と笑顔を見せた。