森保ジャパンは16日(日本時間17日)に行われたカタールW杯アジア最終予選オマーン戦(マスカット)で1―0と勝利し、W杯出場圏内となるB組2位に浮上した。

 森保一監督はMF柴崎岳(レガネス)を先発に登用し、DF長友佑都(FC東京)とFW大迫勇也(神戸)を最終予選で6試合連続の先発起用。信頼するメンバーに大一番を託した。

 攻撃陣は見せ場を作れないまま前半を無得点で折り返すと、指揮官はしびれを切らして後半開始から柴崎を下げてMF三笘薫(サンジロワーズ)を投入。三笘が得意のドリブルからチャンスを作り出して攻撃にリズムをもたらすと、さらにFW古橋亨梧(セルティック)とDF中山雄太(ズウォレ)を送り出す。

 すると森保監督の積極的な采配がついに実を結んだ。終盤の後半36分、左サイドで中山が縦パスを入れると三笘が突破。ゴール前へ絶妙のクロスを入れてFW伊東純也(ゲンク)がゴールへ押し込んだ。途中出場の三笘と中山が得点を演出し、森保ジャパンに待望の先制ゴールを生み出した。

 日本はこの1点を守りきり、中東のアウェーで勝ち点3をもぎ取った。中国相手に引き分けに終わったオーストラリアを抜いて、今回の最終予選で初めてW杯出場圏内となる2位に浮上した。

 森保ジャパンが窮地を脱し、7大会連続のW杯出場へ向けてようやく光が差してきた。