大相撲九州場所4日目(17日、福岡国際センター)、武隈親方(34=元大関豪栄道)が自身の引退相撲、断髪式などをPRした。

 昨年初場所限りで引退した武隈親方の断髪式については当初、今年1月31日に予定されていたが、新型コロナウイルス禍の影響で延期に。いったんは6月に設定されていたが再延期となり、来年1月29日に東京・両国国技館で実施されることが発表されていた。

 ようやく〝念願〟がかなう武隈親方は「長かった。10月から緊急事態宣言が明けたから」と笑顔。続けて「引退してすぐコロナ禍になって人と会えなかった。『ありがとうございました』と言えない時期もあったので。本当はポスターでも持って(後援者などに)ごあいさつに行きたかった。来てくれる方が来てよかったというような断髪式にしたい」と語った。チケットは12月4日から発売され、はさみを入れる招待客などは未定という。

 まげに別れを告げた後の髪形は「最初は普通にオールバックにしたい。奇抜なことはしない」と希望を語った。親方業については「仕事は力士を強くすることが一番。強い力士を育てたい」と話していた。