米俳優ジョージ・クルーニー(60)が、10月21日に米ニューメキシコ州の撮影現場で起きた銃の誤射による撮影監督死亡事故を受け、予算削減のために経験のない武器担当者を雇ったことを批判した。

俳優アレック・ボールドウィンが、安全を意味する「コールドガン」と告げられ助監督から手渡された銃に実弾が入っていたことで、撮影監督が亡くなる悲劇が起き、撮影現場での銃の安全性を巡る論議が活発になっている。

ポッドキャストに出演したクルーニーは、「銃を撃つ前に必ず自ら中身を確認し、銃口を向ける相手やその先にいるスタッフに対しても中身を見せて確認してもらう。銃を使い終わったら毎回必ず、武器担当者に銃を返却する」と、自らの銃の扱いについて語り、そうしたルールが守られていなかったことが悲劇を招いたと嘆いた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)