超特急:大阪城ホールのワンマンライブに意気込み 新アルバムでは韓国語、スワヒリ語などに挑戦

ダンス&ボーカルグループ「超特急」のリョウガさん(左)とユーキさん
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ダンス&ボーカルグループ「超特急」のリョウガさん(左)とユーキさん

 今年デビュー10周年を迎えたダンス&ボーカルグループ「超特急」。11月10日に3年ぶりとなる新アルバム「Dance Dance Dance」を発売し、12月26日に大阪城ホールでワンマンライブ「BULLET TRAIN 10th Anniversary Super Special Live 『DANCE DANCE DANCE』」を控えるなど、精力的に活動している。リョウガさんとユーキさんに、10年間の活動を振り返ってもらったほか、大阪でのライブの意気込みや、同期である「DISH//」の存在などを聞いた。

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 ◇新アルバムは「挑戦的」な1枚に

 超特急は、2011年12月25日に結成。エンターテインメント性の高さと、魅せるパフォーマンスで人気となっている。

 新アルバム「Dance Dance Dance」は、日本語や英語のみならず、韓国語、スペイン語、中国語、ロシア語、フランス語、ポルトガル語、スワヒリ語などを歌詞に用いたチャレンジングな1枚に仕上がった。ユーキさんは「音楽で世界を旅している気分になれるアルバムになっています。各国の言葉が歌詞に落とし込まれ、今までやったことがなかったジャンルのダンスも行い、挑戦的なアルバムになっていると思います」と自信を見せる。

 リョウガさんも「英語以外の言葉は、基本的には日本語で『こんにちは』『好き』とかどこかで聞いたことがある言葉が使われています」といい、「僕たちが大変だったのはアフリカを題材にした『大大大地』。日本語として発音したことがない言葉で、大変ではありましたが、楽しくチャレンジさせていただきました」と笑顔を見せていた。

 K-POP風ダンスチューン「カチカジャ」では、韓国の男性アイドルグループ「SHINee」の振り付けも担当した日本人ダンサーが参加。「本場の音楽をリスペクトしつつ、自分たちらしい要素も取り入れました」(リョウガさん)と語っている。

 ◇“8号車”の盛り上げ「心強い」

 デビュー10周年を迎えた超特急。転機になった出来事を質問すると、ユーキさんは「僕はイベントですね」と切り出し、「a-nationや東京ガールズコレクション、ガールズアワード……。イベントだと超特急を知らない方が多く、知ってもらうために試行錯誤を繰り返しました。大阪だとライブ中に、たこ焼きを作ったりして(笑い)。『普通はやらないだろう』ってことをあえてやって、そういう積み重ねで知ってもらうことも多かったですね」と振り返る。

 またリョウガさんは「初めて東京国際フォーラムに立たせていただいた時は、今でも印象に残っています」と述懐。「当時、目標にしていた場所でしたし、目に見えてセットが豪華になっていました。リハーサル中、観客席からステージを眺め、『超特急はこれからも続いていくんだ!』と感じた1日でしたね」という。

 多くのイベントに出演し、ライブも精力的に行っている超特急だが、「まだ(グループ名が)広がっているという自覚はないんです」「認知されているというイメージはないです」という。ただ「『例えば大きな広告を見たよ』『お店で曲が流れていたよ』と言われるとうれしいですよね。“8号車”(ファンの総称)の方々の拡散力が強く、協力して盛り上げていただけて、心強いです」と感謝していた。

 ◇大阪ライブで「新しい魅力にも浸って」

 そんな10周年の集大成ともいえる12月26日の大阪ライブを控える超特急。前日の25日には、同じ日に活動を開始した「DISH//」とのツーマンライブも行う。ユーキさんは「DISH//とは、一緒に活動していましたし、いろいろなフリーライブを駆け回っていました。良きライバルであり同志です」と懐かしみ、「大きくなったら一緒に大きな会場でライブをやろうと約束していました。10年の活動でお互いに変化があると思いますが、超特急らしさ、DISH//らしさが、違っていいねと思ってもらえると思います」と期待を込める。

 「超特急はパフォーマンス、DISH//はバンドと見せ方は違いますが、その日だけの特別な時間を感じてもらいたいです」(リョウガさん)とアピール。

 フリーライブをしていたころから、来阪する機会も多かった。「MCの最中、お客さんが僕らにツッコミをしてくれたり、すごくエネルギッシュなんですよね。こっちも『やったるでー!』って気持ちになります」(リョウガさん)と大阪のファンに感謝していた。

 26日のライブについてユーキさんは「新規のファンの方から古参のファンの方まで楽しめるようなライブになることは間違いありません。新アルバムを引っ提げてのライブですので、新しい魅力にも浸っていただけると思います」とコメント。10周年迎え、新たな目的地へと突っ走る超特急の今後に注目だ。

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