「日本維新の会」創業者である橋下徹元大阪府知事(52)と現職の足立康史衆院議員(56)の泥沼バトルが24日、いったんの終結をみた。最後は橋下氏から三くだり半を突き付けられた足立氏が「もう橋下氏とはかかわらない」と終戦宣言したのだが、作家の百田尚樹氏(65)は解せない様子だ。

 2人の舌戦が収まったことに百田氏はツイッターで「訂正・謝罪要求して、相手が応じていないのに、拳を下ろすなんて、変ですよね。誰かに圧力をかけられたのでしょうかね。その誰かは、誰かに頼まれた?」と投稿した。

 橋下氏と足立氏のツイッター上でのバトルは互いにひくことなく、激しい応酬が続いた。橋下氏が「もっと世間の経験をしろ」「あんたの視点のままなら永久に維新の代表にはなられへんな」とまで言われた足立氏は「臨時党大会までに撤回と謝罪を求めます」とヒートアップした。

 ところが、その後、橋下氏が「足立議員は維新から退場すべき」「納税者感覚に鈍感な足立議員に国会議員ポストの既得権を与える必要はない」と突き放したところ、足立氏は「これ以上、橋下さんに関わることは、党のためにならないし、何よりも有権者の負託に反することになりかねないため、反応は控えたいと存じます」となぜか矛を収めてしまったのだ。

 百田氏は「松井さんあたりから、『もうやめとけ』と言われたのかな。いずれにしても、橋下徹氏もホッとしてることだろう」と〝圧力〟をかけたのは松井一郎代表と予想していた。