スペイン1部レアル・マドリードの元ブラジル代表DFマルセロ(33)をめぐって母国で大争奪戦が勃発すると、同国メディア「Extra glob」が伝えている。

 かつて同国代表DFロベルト・カルロスの後継者として「世界最高の左サイドバック」とも呼ばれたマルセロも、今季Rマドリードで3試合出場にとどまっている。今シーズン限りとなる2022年6月末で契約満了を迎えるものの、クラブは契約延長しない方針で、そのまま退団することが確実な状況だ。

 すでに母国クラブに戻る可能性が報じられている中、同メディアは「すでに多くのブラジルクラブは関心を示している」と伝えている。

 中でも熱心なのはかつて元日本代表MF本田圭佑(現スゥドバ)が所属したボタフォゴだ。同メディアは「マルセロと契約したいという願望を隠していない」とし「ボタフォゴは欧州でプレーしていた選手がチームの一般的なレベルを上げると説得する予定だ。本田もサロモン・カルーも期待通りではなかった」と報じ、獲得資金を確保するため、新規スポンサーを探しているという。

 もちろん、マルセロの古巣フルミネンセも帰還を待ち望んでおり、サンパウロ州のクラブも大物獲得のチャンスをうかがっているなど、来夏のビッグネームの獲得に向けて早くもブラジル各クラブが熱いバトルが繰り広げているようだ。