俳優・反町隆史(47)がテレビ朝日の人気ドラマシリーズ「相棒」を卒業する。

 水谷豊(69)演じる杉下右京警部をサポートする冠城亘役を2015年10月から熱演。出演回数は歴代最多で、放送中のシーズン20が終わる来年3月をもって卒業する。

 となると、次なる関心事は反町の〝後釜〟と、去り方だ。

「実は1年ほど前から反町さん卒業は水面下で話し合われ、その時、今後のシナリオについてもいくつか話が出ていました」

 そう語るのは芸能プロ幹部だ。同ドラマのキャスティングボートを握るのは、言うまでもなく主演の水谷。それとドラマと映画版を制作する東映だ。

 前出芸能プロ幹部は東映に近い筋から流れてきた情報として、後任については初代相棒の寺脇康文(59)と3代目相棒・成宮寛貴(39)の名前を挙げる。

「相棒ファンから歴代相棒の〝その後〟について知りたいという要望が多いんです。寺脇さん演じる亀山は警視庁を退職し、サルウィンという国を救うため日本を離れました。成宮さん演じる甲斐さんは〝闇落ち〟して逮捕されるという衝撃的な結末。この2人が新シリーズで絡んでくるというのです」

 水谷と寺脇をめぐっては一部で不仲説が報じられ、それが相棒卒業につながったと見る向きもあるが、舞台裏を知る関係者いわく「むしろ逆。水谷さんが寺脇さんに『君はもう一人でやれる』と、巣立つことを後押ししたのです」。

 成宮についても16年に薬物疑惑が報じられ、芸能界を去ることになったが「水谷さんは以前から『ナル』と呼んでかわいがっていた。芸能界からフェードアウトした時は本気で心配していた」(同)という。

 新シリーズはあえて〝新顔〟は置かず、歴代相棒が絡む壮大なストーリーになるのか――。

 反町の〝去り方〟をめぐっても、衝撃的な話が飛び交っている。前出芸能プロ幹部の話。

「殉職、もしくは瀕死の重傷を負うというのです。これまで相棒の殉職は水谷さんが頑なにNGを出していました。しかし、ドラマ自体が低調なこともあり〝前言撤回〟。視聴者が驚くインパクトが必要になっています」

 たしかに殉職ならば、ファンは騒然となるだろう。ネット上でも反町の卒業発表とともに、今後の〝筋読み〟が盛り上がっている。果たしてどのような結末になるか。