ゲゲゲの鬼太郎:新作劇場版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」 古賀豪が監督 脚本は吉野弘幸 谷田部透湖がキャラクターデザイン

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の新ティザービジュアル(C)映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」製作委員会
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「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の新ティザービジュアル(C)映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」製作委員会

 水木しげるさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の劇場版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」で、「デジモンユニバース アプリモンスターズ」や「ゲゲゲの鬼太郎」第5期の劇場版「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」などを手がけた古賀豪さんが監督を務めることが分かった。「マクロスF」「ワールドトリガー」などの吉野弘幸さんが脚本、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で副監督を務めた谷田部透湖さんがキャラクターデザインを担当する。超イケメンの若かりし目玉おやじが登場したことも話題になった「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の第14話「まくら返しと幻の夢」で監督、脚本、原画を務めた古賀監督、吉野さん、谷田部さんが再集結。“怖くて美しい”鬼太郎誕生の謎を描くという。

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 谷田部さんが描き下ろした新ティザービジュアルも公開された。包帯のすき間から赤い瞳がのぞき、「おまえは、ナニモノだ?」というキャッチコピーが添えられている。東京都調布市で開催中のイベント「ゲゲゲ忌2021」内で実施された「アニメ特別上映会『ゲゲゲの鬼太郎』第6期スペシャルデー」で発表された。

 古賀監督は「子供の頃からオバケに会ってみたいと思っていた僕にとって、シリーズ6期の鬼太郎はとても楽しいお仕事でした。が、正直まだまだやりたいことはたくさんあった!ので、今回この劇場版『鬼太郎誕生』の監督を務められることとなったのは、大変うれしく思っています。しかも今回の映画は“大人向け”の“怖い鬼太郎”を、さらに“水木先生のご生誕百周年”にあたって作るという新しいチャレンジで、またまたやってみたいことがたくさん浮かんできました! “まだ誰も見たことのない、怖くて美しい物語! ”お楽しみに!!」とコメント。

 吉野さんは「何でもかなう夢の世界で、もし愛する息子がピンチになったら目玉の親父さんは何を望むだろう? 第6期の第14話を書いていた時に抱いたそんな疑問と、答えのひらめきが、あらたな物語として結実することになりました。この映画では、鬼太郎本人もとより、誰も見たことがない。いや、想像すらされなかった、病を得る前、全盛期の目玉親父の活躍をお目にかけることができると思います。期待に沿えるようスタッフ一丸で鋭意制作中ですので、ご期待ください」と話している。

 谷田部さんは「昔から大好きな鬼太郎に、こういった形で関わることができて本当にうれしく思います! 子供の頃の自分に教えてあげたいです。第6期の鬼太郎でもいろいろな回の原画やエンディング3などで楽しくお仕事させていただきましたが、今回もとても
とても面白そうで……・今からワクワクしています。精いっぱい頑張ります!!」とコメントを寄せている。

 「ゲゲゲの鬼太郎」は、主人公の鬼太郎が、ねずみ男、砂かけばばあら個性的な仲間の妖怪たちとさまざまな事件に立ち向かうマンガ。1968~69年にテレビアニメ第1期が放送され、以後半世紀以上にわたって愛され続けてきた人気作。第6期は2007~09年に放送された第5期以来、約9年ぶりの新作で、フジテレビほかで2018年4月~2020年3月に放送された。ブラック企業、SNS依存、移民問題などが描かれたことが話題になったほか、モデル体形の美女となったねこ娘も人気を集めた。

 「ゲゲゲの鬼太郎」の劇場版アニメが公開されるのは、テレビアニメ第5期の劇場版で2008年12月に公開された「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」以来となる。鬼太郎の誕生の隠された謎に迫るといい、テレビアニメに続き、鬼太郎役の沢城みゆきさん、鬼太郎の父役の野沢雅子さんが出演する。

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