韓国メディアがフランス誌「フランス・フットボール」が選定する今年のバロンドール(世界年間最優秀選手)の候補から、韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン=29、トットナム)が外れたことに不満を爆発させた。

 バロンドールはフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが栄冠に輝いたが、その一方で韓国メディア「フットボールリスト」は「孫興民が候補にすら選ばれかなった。(同僚の)FWケインは23位にとどまった。これは(所属が)トットナムだからか?」とチームの成績が考慮されすぎていると選考に疑問を呈した。

「トットナムの主砲は個人成績に比べてバロンドールでの評価が低調だ。チームの成績が影響を与えた結果だ」と指摘。

「孫は昨季のプレミアリーグで17ゴール10アシストと抜群の成績を収めた。それなのに孫は候補の30人からも落ちてしまった。トットナムの熱烈なファンである俳優のトム・ホランドは授賞式に招待されたが、最愛の選手である孫の姿が見られなかった」とチームの成績が重視されすぎるあまり、個人で活躍した孫の評価が不当に低いと主張した。

 孫は韓国の英雄だけに、バロンドールでの低評価が波紋を呼びそうだ。