男子テニスの世界ランキング47位・錦織圭(31=日清食品)が30日、東京・江東区で行われたイベント「ウィルソン・テニスフィーバー」に登場した。

 この日はスポンサー契約を結ぶラケットメーカー「ウィルソン」と人気アニメ「ミニオンズ」がコラボし、自身をモチーフにした新キャラクター「エアケイミニオン」がお披露目された。大好きだというミニオンキャラクターのケビン、ボブ、スチュアートと初対面した錦織は「ちょっと緊張しますね。これだけ見詰められると…」と笑顔。さらに「この服がかわいいですね。(映画は)ワンパクで、最後はみんな協力して問題を解決し、仲間を助けたり、悪者を退治するところがいいですね」と冗舌に話した。

 しかし、肝心の「ケガ」については口を閉ざした。ここ数年は右ヒジ、右肩の故障に見舞われ、今季終盤には腰痛に泣かされた。今季最終戦のストックホルムオープン(スウェーデン)も欠場。来季へ向けて症状が気がかりだが、MCを務めたフリーアナウンサーの内田恭子もケガの話題には一切、触れなかった。メディア向けに配布されたタイムスケジュールには「今季振り返り」のコーナーも設定されていたが、最後まで故障箇所やケガの具合には言及しなかった。

 来月に32歳となる錦織。満身創痍の状態が続くが、果たして2022年に完全復活なるか。