中日の「球団エグゼクティブ・アドバイザー」(EA)に来季から就任する与田剛前監督(55)が30日、名古屋市内のホテルで行われた球団納会に参加し、立浪和義新監督(52)に自身が成し遂げられなかったリーグ優勝の目標を託した。

 与田前監督は、大島宇一郎オーナーや吉川克也球団社長、京田選手会長らが出席した関係者85人の前で「1年間お疲れさまでした。まずはこの場をお借りしまして3年間、監督を務めさせていただいて、大島オーナー、そして関係者の皆さま、本当にお世話になり、ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えた。

 続けて「私が監督に就任したのが3年前、26代目の監督としてお招きいただいた。今年チームが誕生して85周年の節目の年でした。そういった中でリーグ優勝という目標を達成できませんでしたが、選手、スタッフの頑張りで3年間なんとか続けることができました」と振り返った。

 その上で最後は「私が果たせなかった目標は立浪新監督に託して、立場は変わりますが、来年からチームをサポートできるように応援していきたい。精いっぱい頑張って参りますので、今後ともよろしくお願いいたします」と頭を下げながら話した。