元衆院議員の豊田真由子氏が5日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。注目の集まる国会議員に支払われる文書通信交通滞在費(文通費)など、政治と金の問題について私見を述べた。

 豊田氏は「政治にもうこれから全く関係のない私が言うのがいいんだと思う」と前置きし「世の中の人がすごい誤解してるのは、歳費とか政党助成金とか文通費とか議員が懐に入れて私腹を肥やしてるみたいなイメージがあると思うんですけど、まったく違いますから。一銭も残りません。むしろ、何千万って赤字が積もっていくばかり」ときっぱり。

 議員事務所を「1つの会社」とした場合、運営や人件費などすべてを歳費と政党助成金と文通費でまかなわなければならないと指摘し「公設秘書の方3人いますけど、それで回るわけないですよね。(私設秘書が)3人とか5人とかいたらそれだけで1000万、2000万飛ぶじゃないですか。例えば文書だって、40万ぐらいの人口のところで10万世帯だいたいあるので、そうすると10万世帯分のビラを印刷してポスティングしていって、それを年に数回やりますよね。あとは、あとは数百じゃ足りないぐらいの会合に出るので、当然会費も払いますよね」と具体例を挙げた。

 その上で「そう考えたら、どう考えてもまっとうに活動してたら『入』よりも『出』のほうが多いシステムなんです」と訴えた。