今月1日に20歳となった天皇、皇后両陛下の長女愛子さまの成年行事が5日、行われた。祝賀ムードに包まれた一方、案の定、小室圭さん(30)と結婚した眞子さん(30)との比較でもちきりとなり、同情と懸念の声が出ている。

 この日、愛子さまは皇居・宮中三殿を参拝し、陛下から勲章「宝冠大綬章」を受け取った。午後には港区・高輪の仙洞仮御所で上皇ご夫妻にあいさつで訪れた際には、成長された愛子さまの姿を一目見ようと、沿道には多くの人が集まった。

 白のドレス姿を披露した中、話題となったのはティアラだ。女性皇族は専用のティアラを作るが、国民がコロナ禍に苦しんでいる状況を鑑み、叔母にあたる黒田清子さんから借用していた。この際、比較の対象となったのが、眞子さんと佳子さまのティアラだ。

 ティアラは宮廷費から支出され、競争入札で新調される。眞子さんの時は「和光」製で、佳子さまは「ミキモト」製で、それぞれ約2800万円だった。ネット上では「借り物で済ませ、愛子さまの優しさがにじみ出ている」と感激の声がある一方、「眞子さんと小室さんの警備費で多額の税金が使われたのに…。ティアラぐらい作っても」「陛下や愛子さまに余計な気を使わせすぎ」と怒りもあった。

 この日の成年行事はテレビなどで中継されなかったことで、これにも不満が寄せられた。「眞子さんと小室さんはニュースで流すのに、なぜ愛子さまの晴れ舞台を放送しないのか」「NHKはこういう時こそ中継しないと」と非難ごうごうだ。

 そもそも愛子さまの成年行事の日程は、眞子さんの結婚騒動の余波が直撃したといっても過言でない。

「本来は1日の誕生日に行事を行うべきだった。5日になったのは大学の授業を理由にしているが、11月30日は秋篠宮さまの誕生日。眞子さまと小室さんの話題が蒸し返された翌日に愛子さまのお祝い事はよくないと宮内庁は危惧したのでしょう。会見もすぐ行われず、来年明け予定が、愛子さまの大学の春休みとなる3月に延びた。ティアラの件といい、とかく眞子さんの影がついて回る」(皇室ウオッチャー)

 さらに愛子さまが成年皇族となったことで、将来についても眞子さんと絡んで、懸念されている。

「現状のルールでは愛子さまが結婚すれば、眞子さんと同じように皇籍離脱となる。結婚後も皇室に残れる女性宮家の議論が進んでいるが、まだまだ時間がかかる。愛子さまの結婚相手も眞子さんの騒動の二の舞は避けたいでしょうから、ハードルが高くなるし、慎重になってしまうでしょう」(同)

 小室さんと眞子さんの騒動がいかに皇室や宮内庁、世論に衝撃を与えたかの証左とも言えるが、いつまで愛子さまに眞子さんからの「影響」が付きまとうことになるのか。