DDTのKO―D6人タッグ王座に挑戦する〝邪道〟大仁田厚(64)が、ベルトに加えて「副賞」の獲得を狙っている。

 18日の名古屋大会で電流爆破デスマッチでのタイトル戦を控え、6日は都内で調印式が行われた。仕事の都合で欠席したクロちゃんを除き、王者の男色〝ダンディ〟ディーノ、飯野〝セクシー〟雄貴、今成〝ファンタスティック〟夢人組、挑戦者の高木三四郎が出席したものの、大仁田の姿はなし。すると、フェロモンズ(王者組)がひわいな言動を繰り返し、前日の後楽園ホール大会に続いて今林久弥GMに蛮行をはたらく展開に。そこでようやく姿を現した大仁田が、王者組を一掃して会場は落ち着きを取り戻した。

 だが、ここからは〝邪道ワールド〟全開。大仁田はビルの入館手続きに手こずって会見に遅れたことを明かし「入れなくて『何でだよ!』と言ったら、5人ぐらいのガードマンに囲まれたんだよ」とチクリ。

 さらに「年末はボーナスが入るんだよ。国会議員だって何百万ももらってる」と切り出すと、今林GMに「年末のボーナスを(王座の)副賞にしろよ」とまさかの要求。すると、フェロモンズの攻撃に心身衰弱状態の同GMは「ボーナスを勝利者賞としてかけます!」と宣言し、大仁田の思惑通りとなってしまった。

 判断力が鈍った中での発言で実現は微妙だが、〝邪道〟は満足した様子で会見場を後にした。