新日本プロレス7日岡山大会「ワールドタッグリーグ」公式戦で、IWGPタッグ王者のタイチ(41)、ザック・セイバーJr.(34)組が永田裕志(53)、タイガーマスク組を下し7勝目を挙げた。

 王者組の貫録を示した。タイガードライバーを浴びるなど猛虎殺法で攻め込まれたタイチだったが、タイガースープレックスを回避するとザックの援護からアックスボンバーを発射。天翔ザックドライバーが決まらないと見るや、俺とザック(合体式のど輪落とし)を決めて攻勢に出る。

 カットに入った永田をザックがコブラツイストで捕獲すると、タイチはタイガーの逆さ押さえ込みを切り返して聖帝十字陵(変型ストレッチプラム)でギブアップを奪ってみせた。

 首位タイの2敗を死守し、リーグ戦制覇に前進した。タイチは「公式戦はな、会議室で起きてるんじゃないんだよ。リング上で起きてるんだよ。タイガー、お前、ジュニアタッグ王者なんだろ? なんでベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに出ないの?」と同時開催中のジュニアの祭典ではなくヘビー級のタッグリーグに出場している虎戦士に言及。「タッグリーグは行き場を失ったヤツの吐き溜めじゃねえんだよ。タイガー、なんのつもり? ジュニアタッグ王者なら堂々とBOSJに出ろよ、お前。腐ってもタイガーマスクだろ? 2連覇したんだろ? 出ろよ。まだまだテメエに力が残ってるからジュニアタッグ持ってるんだろ。簡単に諦めてこっち来るんじゃねえよ」と一刀両断した。

 次戦(9日、愛媛)では真壁刀義、本間朋晃組と激突する。ザックは「みんな一番いい服を着て花束を持って会場に来てくれ。本間の引退試合だ。リーグ戦も終わりが近づいてきたが、俺はもうファイナルしか見ていない」と高らかに豪語した。