新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」公式戦(9日、愛媛・アイテムえひめ)は優勝候補の内藤哲也(39)、SANADA(33)組が永田裕志、タイガーマスク組を下し首位をキープした。

 ここまで1勝の永田組を相手に、盤石の強さを見せつけた。内藤はタイガーマスクの覆面に手をかけて敵軍の動揺を誘うと、SANADAとの軽快なタッチワークで追い込んでいく。最後はSANADAがSkull Endで永田を捕獲し、ラウンディングボディープレスでトドメを刺した。

 これで勝ち点を16とし、内藤組の他にIWGPタッグ王者のタイチ、ザック・セイバーJr.組、後藤洋央紀、YOSHI―HASHI組の3チームが首位で並んだまま、12日の最終公式戦(広島グリーンアリーナ)を迎えることになった。

 内藤は「俺のホームである広島大会で勝利し、優勝決定戦(15日、東京・両国国技館)進出を決めてみせますよ。広島大会の対戦相手は自称全勝中のEVILと(高橋)裕二郎。俺を裏切った2人と、あとマネジャーさんもいるのかな? じゃあもう、最初から3人で入場して、リングにいればいいんじゃない。俺とSANADAが、そのハンディキャップマッチを難なくクリアしてみせるぜ、カブロン!」と意気込んだ。