作戦名に込められた思いとは――。第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を前に、青学大の原晋監督(54)が10日、監督トークバトルで色紙に大きく「パワフル大作戦」と記入。恒例の作戦名を高らかに宣言した。

 今大会のエントリーメンバー16人全員が1万メートルで28分台をマーク。「言わないと始まらないでしょ(笑い)」と切り出すと「チームエントリー全員が28分台は青山学院史上最高、箱根登録メンバーで過去最高だと思う」と手応えを口にした上で「我々に力がないわけではない。パワフルに駆け抜けたいという思いでパワフル大作戦を発令した」と意図を明かした。

 箱根駅伝の目標は完全優勝。「昨年は無冠で終わった。(今季は)出雲も全日本も準優勝であと一歩だった。力を結集して、コロナの中、日本も経済も心も低迷しているので、力を結集して優勝に向けて頑張りたい。青山学院は箱根路で見せたいと思います」と気合は十分だ。

 大会記録更新についても「コンディションが整えば」と自信をのぞかせた原監督。「パワフル大作戦」で王者奪還を目指す。