ボートレースとこなめの「ルーキーシリーズ第23戦 スカパー!JLC杯」は10日、序盤戦の予選2日目を終了した。初日連勝だった吉田裕平(25=愛知)は2日目9Rでも白星を追加。無傷の3連勝とした。今節は地元・愛知勢が好調で、前田篤哉(25=愛知)、黒野元基(25=愛知)も2日目1、2着とリズムアップに成功している。

 そんな中で、地元勢の一騎打ちとなったのが2日目8R。1号艇・八木治樹(30=愛知)、2号艇・前田との激しい争いとなった。特に八木の心中には期するものがあった。「前節の下関でも軽くやられているので、1日かけて前田に勝つために調整はやってきたけど…」と対前田では2戦2敗だった下関のリベンジを期して臨み、先マイこそ果たしたが、前田の差しに屈して2着止まり。痛恨のレースになってしまった。

 それでも、調整面での収穫はあった。「レース前は逃げ切る自信があった。乗り心地が良かったし、出足もいい方」と実戦足はかなりの水準になっている。記録上は前田の2コース差しだが、実際にはバックの伸び比べで前田に利があった形で、確かに1Mを回った瞬間の出足では負けていなかった。

 3日目も11Rで前田と対戦。自慢の出足を生かして、リベンジをもくろんでいる。〝4度目の正直〟なるか注目だ。