俳優の野村宏伸(56)が11日、テアトル新宿で行われた角川映画45周年企画「角川映画祭」のトークイベントに出席した。

 野村は1984年に公開された森田芳光監督、薬師丸ひろ子主演映画「メイン・テーマ」に出演。薬師丸の相手役募集オーディションで2300人から役を勝ち取った。「メイン・テーマ」上映後に登場した野村は「37年ぶりに大きなスクリーンで見ました。なんて素敵な映画なんだろうと思いました。感動しました」と感慨深げに語った。

 スクリーンの薬師丸について「やっぱり、ひろ子ちゃんはかわいいですね。ハタチになってちょっと大人ぶってる感じがよく出てて」と同時を思い出し、笑顔がこぼれた。

 映像だけではなく、撮影中の薬師丸との思い出もたくさんあったようだ。「すごい弟のようにかわいがってもらった。撮影のない時も一緒にいた。女優さんとかアイドルって、もっと生意気で俺みたいなやつと口なんか聞かないのかと思ってたんで(笑い)。すごくかわいがってもらった思い出が残ってます」と振り返っていた。